290-0025 千葉県市原市加茂1-7-9 唯心円成会発行

第324号 2011年12月号





***阿頼耶識(あらやしき)のこと

*** 将来不安を消さないと大変なことになる 

秋明菊(美好芳子)


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323号

頼耶識(あらやしき)のこと 無能唱元

人間的魅力のある人物は、他人を説得しようとはしない。
阿頼耶識のことを別名「種子識」と申します。
これは、阿頼耶識に入った因は、あたかも植物の種の様に芽を出し、やがて果を結ぶというところから、そう呼ばれているのです。
「讃一切種子識経」という名のお経があります。
私は、この仏説を拝読し、次の様に理解しました。

(意訳)

すべての現象は不変ではなく、すべてのものに特定の性格はなく、すべては変化し、それ自体に自己性はない。原因が生じると、その結果が現れ、それはエネルギーにより、さまざまな現象をおこし、さまざまに変化し、再びエネルギーに還ります。原因はエネルギーにより、物質とは行動によります。そして、原因はただ思考意識により作られ、その意識は誰にもあります。
人は、自意識を使って、いろいろな人生を受け取っていることに気がつきません。運というものはすべて意識の中にあると知るべきで、その意識とは想像のことであります。

(意訳)

人はみな、財は外にあると思い、誰でも内部にある宝庫に気づきません。深層意識には無限のパワーがあり、世界は心の力によって創り出されたのです。

人はみな、悩みは外部からやってくると思っています。しかし苦しみのもとは、誰でも内部に持っているのです。深層意識には、破壊パワーがあり、すべては心の迷いによって不幸を生じさせるのです。

人はみな、福は外部にあると思っていて、すべては心の中に生じてから事実となって、現れてくることに気づきません。福とは誰でも心の中に持っているのです。

ただ、良いことだけを思い、福がくることを願いなさい。豊かになったと想像して、うっとりと良い気分になりなさい。
失敗や、禍いが来るなどという考えは、すぐに捨てなさい。そうすれば、あなたの願いは叶い、欲しいものは手にはいるでしょう。

内なる心を讃えます。内なる力を讃えます。内なる宝を讃えます。



このお経の意味を、味わい、ゆっくりと、心に刻みつけるようにされると阿頼耶識のなかがプラスの色合いを帯びてくることでしょう。
これにあわせて、あなたの人相も変わり、どこか、にこやかで人に好感を与えるのです。会話の中に、感謝の表現が多くなり、結果としてあなたの周囲には、あなたへの協力者が増えるのです。そして、この陽明なる変貌は、阿頼耶識というあなたの内部からあなたに、もたらされた
ものなのです。


来不安を消さないと大変なことになる 市橋宗岳

今年も年末がやってきました。この1年間を振り返ると、東日本大震災、原発事故と放射能、ヨーロッパの経済危機など、どれもこれまで予想もしなかった悪い状況が、次から次へと起きました。
こうした状況のなかで、新年に大きな希望を抱ける人は、そう多くはいないでしょう。

この1年前でも、「社会人の9割が将来不安を感じながら生活している」、という調査結果がありました。その後に、未曽有の災害が起こったわけですから、今では国民のほとんどの心を将来不安が占めていることでしょう。

将来不安が起きてくる一番の原因は、「将来が見通せない」ことにあります。まるで、暗闇の中にいるようで「お先真っ暗」の中では、前に進もうとしても、どっちに向かっていいのか分かりません。

先々のことを考え見たところで、頭に浮かぶのは、悪いことばかりです。そうした自分の思いに怖くなると、ついには、先のことを考えるのを一切やめてしまいます。

「考えるのをやめれば、それで済むか」、と聞かれたら、その答えは、いいえ、それでは済みません。「先のことを考えない」という心理状態は、答えを先延ばしして、不安な気持ちをただ抑えつけているだけです。この状態を続けると、心の中で「不安や恐怖の感情」がオバケのように巨大化していきます。

将来不安をただ放置していると、重大な健康被害につながることが医学的に明らかになっています。

o 絶え間なく恐怖や悲しみといった感情をため込むと、無意識レベルでは不安が継続する状態が引き起こされる。

o 不安は、体全体にストレスからくる緊張状態を作りだす。恐怖感を伴う興奮は収まらない。

o 不安が継続している間、筋肉や腱は緊張したままになる。心配から、顔にはシワが寄る。

o 内臓は休まることなく、緊張状態が蓄積して行く。このことで、免疫機能が危うくなる。

o さまざまな病気を発症する状況が生まれて来て、病気が定着する状況が作られる。

o 通常であれば体を修復して健康回復に使われるエネルギーは、抑えきれない緊張状態を保つ目的のため、無駄に使われる。

体の健康のことを考えれば、「将来に不安を抱く」状況を続けるのは、即刻やめなければなりません。
そのためには、「自分の将来に起きると想定した不安の中で、その9割以上は実際に起きなかった」という、追跡調査結果の事実を、自分の新たな「寄る辺」にしましょう。

それでも、不安感が起きてきた時は、心の中でこう唱えます。「起きないから安心。大丈夫、大丈夫」。こうして、自分の中に残っている将来不安は、積極的に除去してしまいましょう。

将来不安を消すだけではまだ不十分です。自分の未来を明るくするためには、大きな将来希望を持つことが必要です。しかし、「明るい未来」を築くための将来希望は、過去の延長線上には存在していません。明るい未来は、未来の自分である「アス自分」が抱いている、将来希望から発想するべきです。

暗い過去から決別して、明るい未来に羽ばたくための転換点を、ここでは「蝶ネクタイ・モデル」として示します。
                   

将来希望に向けた願望実現させるには、将来不安を抱いている現在の自分から「脱皮」する必要があります。「カコ自分」から乗り換えることによって、自分の運気も好転させることができます。そのためのチャンスは、「今、この瞬間」にしかありません。
将来をうだうだ考えるだけでなく、今、この瞬間の「イマ自分」に全力して生きることによって、未来の自分「アス自分」に生まれ変わることができるのです。


 美好芳子 秋明菊(しゅうめいぎく)


花言葉(忍耐、淡い思い、あせていく愛、耐え忍ぶ恋)


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