290-0025 千葉県市原市加茂1-7-9 唯心円成会発行
第303号 2010年3月号


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「許容的な生き方」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ラテン系男子が日本を再生する」

・・・
「電子化という病」

・・・・・・・・・・・・・・・「椿」(美好芳子)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ある日の哲学屋の主人」


WEBエンジョーのバックナンバー:299号 | 300号301号302号






 許容的な生き方

英語のポジティブという言葉を調べてみると、積極的、肯定的、実証的という意味が訳語として記されている。これらの訳語のうち、もっともよく使われているのは肯定的だが、これの反意語としてネガティブの否定的が用いられているのが普通である。

ところが私は長い間これらのポジティブとネガティブにことばとして接しているうちに、肯定でも否定でもない言葉を想定して用いるようになった。「許容的な」という言葉である。

私は長い間、人間たちの生き様を見聞しているうちに、この「許容的に生きる」という考え方をするようになった。これは簡単にいえば、人生のおおかたのことは、すべからくそのまま受け入れてしまい、とにかく楽々と生きていくということに尽きる。
この考え方をするようになってから、私は自分の生き方がにわかに楽になってきた。



ラテン系男子が日本を再生する

明るい未来のため ガマン系男子はラテン系男子にチェンジ

かつての戦後復興をなし遂げた日本のバイタリティはどこへ行ってしまったのだろうか。
今の社会には閉塞感が広がり、少子化や非婚化の打開策も見つからないまま、衰退の一途を歩んでいる。
これまでの学校秀才型のリーダーでは、今必要とされている大胆な社会変革の決断と実行は期待できない。

この根本原因を、国家や大企業のトップの資質から考えてみる。
その結論から述べれば、従来は学校秀才型の(後述する)「ガマン系男子」が日本のトップ・リーダーの主流を占めてきた。
だが今後は、従来からのトップ人材登用に対する考え方は大転換して、
日本変革のトップ人材には、高い男性ホルモン・レベルを持ち、情熱と行動力に満ちた、人間力が強くて、
社会的に行動力とコミュニケーション力にも長けて、心の熱くて男らしい男子=(後述する)「ラテン系男子」を積極的に登用すべきである。そのことにより、山積する問題点の糸口も見つかるだろう。

現に、明治維新は男性ホルモン・レベルの高い、情熱に満ちた青年たちによってなし遂げられている。
欧米社会を見ると、政・財・官界トップの座は、ガリ勉で卑弱なガマン系男子でなく、
その多くは大学時代に勉強と運動能力の両面に優れて、快活で行動力とコミュニケーション力にも長けているラテン系男子によって占められている。また欧米女性の多くは、行動力やコミュニケーション能力、それと情熱や面白みにも欠けているガマン系男子には、ほとんど魅力を感じないようで人気がない。

これまでは、官僚や企業トップの座にいる男性たちは、東京大学を頂点とするブランド大学を卒業した高学歴が前提になってきた。
こうした男子は、13歳〜18歳の思春期の中でも、受験勉強に集中できた。
その理由は、思春期の男性ホルモン・レベルが比較的低かったものと推察できる。
この思春期特有の「性の強い誘惑」に負けることなく我慢できた男子を筆者は「ガマン系男子」と呼ぶ。
ガマン系男子は何事にも理性的に対処できて「我慢することに慣れている」。勉強にも素直に打ち込める。
その半面、周囲と対立することは少なく真面目でおとなしいが目立たない。
リーダーシップの取り方は調整型を好み、自己主張して周囲をぐいぐい引っ張ることはしない。
新らたな変革を仕掛けるような、前例のない事柄に取り組む際はリスクを避けて、鳩山首相のように「先送り」する傾向がある。
情動を抑えることから感情も控えめで、人間味に欠けた秀才特有の冷たい印象を周りに与える。
但し、ここで明確にしなければならない点は、ガマン系男子とは「受験勉強に特化した状況の中で秀でていた」ことが検証されている男子である。彼らは、思春期に受験勉強に打ち込めたことが奏功して、
有名なブランド大学に入学し、官庁や企業のトップに登りつめるためのパスポートを入手できる。

秀才型のガマン系男子の対極にいるのは、思春期では、高い男性ホルモン・レベルにあるため強い性衝動が生じて、性の誘惑から勉強には余り身が入らなかった男子たちである。こうした元気で行動力にあふれ、「根拠にこだわらない楽観主義」を備えた男子を、筆者は「ラテン系男子」と呼ぶ。
受験勉強に身が入らなかったことが影響して、ガマン系男子のように東京大学を頂点とするブランド大学に入ることは少ない。
だが困ったことに、大学選択は結果的に卒業後の就職先も決めてしまう。
このラテン系男子は常に「男らしい生き方」を貫く傾向が強いため、忍従や服従が求められる大組織の中にあっては主流にはなりにくく、昇進も遅れがちになる。実際、ラテン系男子の現状を見れば、その多くは大組織の中でも実働部隊に留まるか、またはガテン系男子への道に進んでいる。

現実はこのように、明るくて元気印の男子が社会のリーダーになっていく機会は狭く限られている。
今のように、男子の一生をほぼ思春期の性ホルモン影響度で決めてしまう教育制度は変えるべきだ。
こういう筆者も、受験のない一貫校で救われたものの、関西系の元・ラテン系男子を自認している。
今後、ラテン系男子に対する社会の評価の見直しが進んで、人気が高まることから、
男っぽい男子に惹かれて結婚する女性が増加していき、非婚化や少子化の問題解決の糸口も見えてくるだろう。


ある日の哲学屋の主人

みなさんこんにちは。今日は私はひまなので、少しエッセイなどを書いてみようと思います。

多分皆さんは、何らの文章で「形而上(けいじじょう)」などという言葉を目にされた事があると思います。
この「形而上」という意味に少し触れてみたいんです。

この「形而上」は形そしてその上で、といったような意味です。而は古い文字で「しかして」と読みます。
形而上は形を備えているもの、つまりはやく言えば「目に見えるもの」という事ですな。

たとえば、シャープペンシルなどは「形而下」のものですな。
これに対して文字がうまい等と言う話題は、形而上の話なんです。
これは感覚の事なので、こういうのを「形而上のテーマ」だといいます。

こう考えてくると、人の話題には、目に見えるものと、目に見えないものと二つがあるわけです。
とすると、哲学は形而上の問題ですが、哲学屋はどうやら形而下のものになりそうです。

ここで一つ哲学について、古来の文献について触れてみましょう。

古代、哲学のあけぼの
紀元前6世紀、哲学は世界がどのように生まれ、どのように成り立っているのかを問うことから始まった。
これは体系化することを哲学とした形而上学の誕生である。

このように考えてみると、私無能唱元の創設した「哲学屋」は多分に形而下的なものに近いものだといえようと、
少々恥じ入る次第である。


 「電子化という病

身近にある様々なものが電子化されています。とても便利な反面、なんだか寂しい気もします。
つぎの電子化のターゲットは書籍のようです。AmazonのキンドルやGoogleの電子図書計画など、
おおきなお金と力が紙の本を過去のものとして葬り去ろうとしています。

などと書くと反対論者のようですがわたし自身、新聞や著作権期間が過ぎた書籍などは電子化されたものを読んでいます。

でも寂しい。本はページをめくるときになんだか自分の脳と会話をしている気がします。
「いま読んだのちゃんと理解したか?」「腹の底までその言葉は落ちてきたか?」
という自分との対話が電子化された書籍ではどうにも感じないのです。
これもいずれ便利さに負けて慣れてしまうのでしょうか。
と言いながらも、いま書いている文章も電子化されたものなのですけれど。

ふと叩いているキーボードに目を落として考えていると、なんだか奇妙な文字の配列に気が付きます。
散らばったアルファベットは不規則で見れば見るほど気持ちが悪い。
人間が作った配列ならABC順や何らかの規則性がありそうなものですが、これにはまったく感じません。
なにやら宇宙人が作ったもののように思えてきます。
これでは書くこともままならん、と思い、調べたらちょっと面白かったです。

キーボードのアルファベット三段の上段を見てください。
左からQWERTYUIOPとあります。
タイプライターは発明当初、みなその能力に懐疑的でした。結局手書きのほうが早いだろ、とみなが思っていました。
作り手はこのイメージを払拭する必要がありました。
そこで新聞記者を集めて発売記念のセレモニーを開き、記者に質問をさせました。
当然記者は手書きよりもはやく文字を打つことは可能かを尋ねました。

そこでサッと登場した女性が鮮やかに商品名である「typewriter」 を打鍵し始め、
そのあまりの早さに記者は大いに驚いたそうです。
「typewriter」という文字は上段にあるアルファベットだけで打てる文字です。
この配列は人間工学を追及した果てに生まれたものではなく、宣伝の為という非常に人間らしい理由で生まれたものだったのです。

わたしが感じていたページとページの間の息遣いに似た人間らしさと同じ匂いをこの無機質な機械に感じて、
そうか、電子化も悪くないなと思うようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「宇宙一元論」

物質界にある様々な元素は、あるひとつの物質が形を変えただけのものである。
すなわち、宇宙とはたった一ひとつの元素で出来ているのである。


 美好芳子  (椿)(赤)控えめな美しさ (白)理想の愛

「北東の空低く 月が冴えわたっている 庭に一輪白き椿 
月の光を映して静かに いろめいて微笑む……満月に色重ねおり白椿」 野の花 充



思わず深呼吸したくなる自然の中で、時を忘れて、日帰り、手織り体験を!
染織家、高水一子さん(岐阜の機織りおばさん)の本格的手織り体験について、中日新聞に掲載されました。

野の花工房・機織り体験のご案内
作品例:自分だけの織り柄で、ストール・マフラー・テーブルセンター・タペストリー・裂織りなど

定休日 月曜日
時間:AM9時−PM4時
参加費:5,500円(昼食・材料費含)
申込方法:出来れば3-4人のグループでお申込下されば、貸切となります。

※人数、曜日はご相談ください。

岐阜県恵那市武並町480-1 野の花工房 高水一子
TEL 090-9029-3787
http://touge.enat.jp 野の花工房のホームページからもお申込頂けます。




唯心円成会会報Enjoh | 通信教育【伝法講義】無能唱元の哲学屋唯心円成会について会員登録