290-0025 千葉県市原市加茂1-7-9 唯心円成会発行
第304号 2010年4月号


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「惜福(せきふく)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すべての願いが叶う 引き寄せの法則

・・・・・・・・・・・・・・・「梅」(美好芳子)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・「幸福の正体」/「嫌いな人物について」


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 惜福(せきふく)

 貝原益軒の言葉に「惜福」(せきふく)という教えがある。
人間は誰しも幸運を求めている。それは当然の事で、別に悪いことではない。

しかし、幸運というものは、あまり強く求めすぎる人の上は、通り過ぎてしまいがちである。
幸運と食欲は似ていて、あまりむさぼりすぎると、精神的健康が損なわれるもののようである。

 「惜福」とは、現在の自分の幸福な状態に、感謝しつつある人が、より高い幸運を求めながらも、
現在与えられているその福分に対し、十分満足し、おおらかな気持ちでいることを意味している。

つまり、福を百全部求めるのではなく、二十あるいは三十惜しむのである。
これは、食欲の腹八分目と似ている。誰もが知っているように、腹八分目は健康長寿の基本である。

惜福の人とは、幸福な人である。なぜなら、彼は「幸せ」に飢えてないからである。
皮肉なことに、この世では、この飢えていない人々の上に幸運は訪れるようである。

すなわち、幸福を求めすぎないことが、幸福で居られる秘訣なのだ。



すべての願いが叶う 引き寄せの法則

引き寄せの法則に関する本がたくさん出版されているので、既に読まれた方もおられることだろう。
ちなみに「引き寄せ」の原語は、英語の「アトラクション」といった、よく聞きなれた言葉である。

「強く願えば、その願望は叶う」ことは、円成会でアラヤ識の働きを熟知されている方であれば、
至極当然なことと思われるだろう。ここで改めて、引き寄せの法則の要点について触れてみよう。

人生を創るのは、行動でなく思考の方である

強く願うことにより、その後には、心の中に強い意志が起きてくる。
そうした強い意志を持つことにより、初めて何かをなし遂げるための強い意欲が湧き出てくるのだ。
それだから、心の底から強く願わないことは、努力する気も起きてこないため、なかなか実現しないのだ。
そのためにも、「強く願うことがカギ」になっている。

想念は波動であり、その波動の性質によって願望が達成される

想念も波動の一種であるから、光、熱、磁気、電気と同じ波動の性質を備えている。
しかし、想念の振動数は非常に高いため普段は感知できない。

波動の性質の一つとして、「異種の波動とは反発し合い、同種の波動とは引き寄せ合う」というものがある。
ここではまさに、「類は友を呼ぶ」という現象が起きている。
この波動の波長は、音楽の「音階」と考えると分かりやすいだろう。

例えば、「ド」と「ファ」であれば完全協和音。
これに対して、「ド」と「シ」であれば完全不協和音。
互いが完全協和音の関係であれば、その思いは同種の思いであることから共鳴して力を増すことになる。
これが否定的な想念であれば、否定的な想念を引き寄せる。
肯定的な想念であれば、他の肯定的な想念を引き寄せて、それぞれの「力の場」になっていく。

私の手許に、これに関連して無能先生が30年前の6月15日に講演された、
バラ十字会の秘密教義を書きとめたノートがある。

それによれば、想念の実体である心霊投射線の振動数は宇宙線よりも高くて、
10の18乗のレンジに存在すると話されている。

そのことから、強い想念が物質形成していくには、心霊投射線が可視光線(10の18乗のレンジ)
に振動数を低めていく必要がある。目で見える物質化した段階になって初めて、
視覚的にも願望が実現したと実感できるようになってくる。

自分の感情をコントロールして、
自分の中に幸せが見出せるように人生の生き方を変える


そのためには、恐れや不安の思いを積極的に心の中から排除すること。
恐れることは、恐れたことが実現してくるのを助長する効果がある。
つまり、恐怖を感じる状況が起きるのを望むことにつながっている。
そのためには、恐怖、心配、不安などから離れることが肝心。

「すべての願いが叶う」ということは、 引き寄せる対象は幸福に限ることなく、
不幸や恐怖、孤独といったマイナス想念も引き寄せるため注意がいる。

幸いなことに、恐怖に思ったことの9割以上は実際には発生しなかったという調査結果もある。
起きもしないことを、取り越し苦労していたのだと気付けば、心が安寧に保てるだろう。

自分自身の波動を変える

波動についてみれば、否定的想念も肯定的想念も、
それぞれ互いに同じ性質の想念同士で引き寄せあう。

そのことから、自分の意志は常日頃から極力努めて、
肯定的想念の側に留まるようにすることが願望達成するための必須条件になる。
生活態度は肯定的想念に基づいたものに固定化して、
想念の振動数を高めておけば、願望も容易に実現されていく。

この逆に、もし波動を否定的想念のままにしていたら、いくら努力してもうまく運ばない。
成功するために、決して頑張る必要はない。
途中で疲れてきたら、一旦努力することを中断してもいい。
そうすると、気持ちがホッとして、心も軽くなる。つまり、肯定的な想念に保つことの方が肝心。

そうしていると、思ったことが「流れに乗っている」と思えてくる。
それは、願望が実現に向けて動き始めたことを示している。
こうして自然の流れに任せていれば、自分の夢は叶えられていく。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉通りに、自分の感情を指針とすることで、
自分の希望するものに注意が向けられていく。
時が経てば、その道の達人になっていることだろうし、道も開けてくる。

成功に対する対価の支払い

成功で必要なことは、強い願望と、そのために努力する代価の支払いを覚悟しなければならない。
対価の支払いとは、否定的想念を起こさないよう努力することや、
成功を確信して迷わないように努めること。

「今の一大事に全力する」ことなどがある。
さらに、成功するためには、成功以外の「小事」は切り捨てる覚悟もいる。
尽力する対価については、これを決して安易なもので済ませようとせず、
自から進んで努力の対価を支払うような気持ちになることが大切だ。

対人関係の劇的な改善  

相手を無理に変えようとしたり、こちらが相手に合わせる事ばかりしない。
それよりは、「自分がしたい事」を専らするように努めていく。
そうすると、相手もこれまでのように意地を張る心が薄らいでいく。
そうした結果、相手の心を引き寄せることが実現する。
それに、「自分がしたい事」を積極的に発信しておくと、相手も自然と自分に対する好感を抱くようになっていく。


 幸福の正体

幸福とは、それそのものを求めるものではなく、何か他のものを目指して励むうちに、
それが達成され、それによって幸福感を覚えるようなものである。



  「嫌いな人物について」

勢いが盛んなるとき、その人物のありさまを嫌ってはいけない。
ただそれを他人事として、さらりと見過ごすことだ。
こうすることで、あなたの心は無事でいられる。

「幸福のカギ」

人間の幸福は、決して神や仏が握っているものではない。
自分自身の中に、それを左右するカギがある。 (エマーソンの言葉より)
 美好芳子 

                    「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」 服部 嵐雪








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