290-0025 千葉県市原市加茂1-7-9 唯心円成会発行

第323号 2011年11月号





***無説教示

*** 新発見!従来の願い方では、願いが叶わない 

イチョウ(美好芳子)


WEBエンジョーのバックナンバー:299号 | 300号301号302号303号304号
305号
306号307号308号309号310号311号312号313号314号 |315号 |316号317号318号319号320号321号322号

無能唱元

人間的魅力のある人物は、他人を説得しようとはしない。
なぜか? それは、説得というものは、その説得を必要としている、つまり情況が切迫しているほど功を奏さないことを、彼は知っているからである。
一生懸命になって説けば説くほど、相手はそれを納得しようとはしなくなる。この場合、その説くところがいかに正しい的を射たものであろうとも、だ。
なぜ、相手は説得に応じようとしないのか? その理由は、明白かつ簡単である。それは、彼自身の自己重要感が傷つくのを恐れるが故である。
多くの場合、説得とは、相手の非を改めさせるところにある。そして、その非というものを相手に認めさせるためには、どうしても、相手の自己重要感をある程度、低下させざるを得ないのである。
そこで人々は、その説得のテクニックについていろいろと研究してみる。例えば、まず相手の長所を誉め、彼の自己重要感を高めておいてから、「しかし」といって相手の非を指摘し、最後に「........というようにしたらどうだろうか?」と相手に選択性をもたせるような説得法というのがある。
確かに、これもある程度の効果はあるが、これも、この方法を金科玉条としていつも繰り返していると、相手は条件反射として、まず誉められると次にくる非難を察して、無意識のうちに不安な表情になってしまうといった点もある。つまり、説得というものは、殆どの場合、相手の非、欠点、弱点などというものを明らかにせずして行なうことは不可能なのだ。
覚悟しておかねばならないことは、この場合、相手の自分に対する群居衝動は、スポイルされるということである。
人間的魅力のある人物は、この点を最もよく心得ていて、どうしても止むを得ない場合を除いて、めったに他人を説得しようとはしないものである。
まず彼は、自分とあまり直接的な利害関係のないことについては、例えば社会的正義の面などからは、他人を説得しようとはしない。その他にも、よほど自分が不利な立場に置かれるような場合でもなければ、決して人をたしなめようとはしない。
彼は、とかく説得というものが、前記の理由で功を奏さないことについて熟知している。そして、最初から、説得することを諦めてしまっているのだ。また彼は、他人にこうあってほしいと思うことは、自ら身をもって実践しているのだ。人々は、それを見て、感化される。これは、いってみれば「 無説教示」とでも呼ぶべきものであろう。



市橋宗岳

今日、9割の人が将来不安を抱きながら生活を送ります。そうした中、多くの人は不安から逃れるために、将来に向けて色々な願い事をします。そうした願い事には、「お金を儲けて金持ちになりたい」、「玉の輿に乗って、一生楽したい」、「異性にモテたい」、「大きな家に住みたい」、「病気を治したい」、「若さを取り戻したい」、「何でもいいから、結婚したい」、など、様々な願いが込められているでしょう。

これらを見てすぐに気付くのは、どの願いも現状の「不満や不安」からの脱出を望んでいるという共通点があることです。それともう一点、どの願い事を見ても、「自分さえ良ければ」式に、自己中心的な望みが多いということもあります。
ところが、こうした苦境から脱出するために行う「従来の願い方」であっては、驚くべきことに、願望実現に対して「反対の力」として働いてしまうことが、分かってきました。つまり、今のような願い方のままでは、願い事は叶えられません。
そう聞くと誰でも、「なぜ、従来の願い方ではダメなのか?」、と疑問に思われるでしょう。

その訳は、従来の願い方をしていると、そこに「次元パラドックス」と呼ばれる、「求めると、逃げる」といった「相反する作用」が働きます。これは、最近、筆者が見つけた潜在意識の働きの内の一つです。

潜在意識の働きは、アラヤ識として、皆様もよく理解されていることでしょう。アラヤ識は一切種子識とも呼ばれて、「すべての縁を生じさせる力」を有します。但し、潜在意識は全く自覚することができず、潜在意識に浮かんだ「思い」も言葉にして理解できません。それでいながらも、人間が生きていくために行う体外と体内での情報処理の95%は、潜在意識の中で行われます。そうした意味から、95%もの情報については、全く知覚することなく、毎日の生活を普通に送っています。

この事実と願い事の間には、「心が求めると、願いが逃げる作用」について、密接な関係があります。
9割の将来不安を抱いて生活する人たちは、何とか現状の課題から脱出することを願います。そのことは即ち、「どの願望にも、必ず、現状のネガティブ感情がセットになって付随している」、ことを意味します。ちょうど、「コインの裏表の関係」と思えばいいでしょう。表だけのコインがないように、必ず裏側が存在しています。

表面意識で願い事をする時、本人は気付きませんが、「願望実現の縁を結ぶ」はずの潜在意識の中では、「現状不満や現状不安」が大きく渦巻きます。これが、「求めると逃げる」といった、相反する作用を生み出す根本原因になるのです。
潜在意識の働きには、「悲観的想念を抱く間、楽観的想念は入り込むことができない」という独特の性質があります。そして、潜在意識の中では、常に、悲観的想念が楽観的想念に対して優位に立ちます。そのため、少しでも将来不安を感じていると、「明るい未来を実現する願望」をいくら願ったところで、それを受け入れる余地はありません。

従来の願い方の問題点を理解した上で、「将来希望が叶えられる願い方」に付いてお話しましょう。
その新たな願い方を一言で表現すると、表面意識では、「実現を求めない」というものになります。つまり、「何も願わないし、求めない」のです。そこで注目するのは、潜在意識の心のあり方です。

その極意は、「潜在意識の中を、楽観的想念で満たす」ことにあります。それは「根拠を求めない楽観主義者」になることです。
その時に、9割の人が感じる「将来不安」については、どう対処すればいいでしょうか? 
それを消すために念ずる呪文が、「不安に思ったことの9割以上は、実際には起きなかったから、不安は無用」。次に念ずる呪文は、「未来は、なるようになるから大丈夫」

それが終ったら、願い事を次のように行います。「私が望んでいたことは、すべて叶って実現しました。ありがとうございます」。この時、心が満たされ、安らかな心の中で、幸せを感じることができれば、潜在意識は楽観的想念で満たされます。

アラヤ識には、「時空を超える」性質があるため、未来の喜びと現在の喜びは同一視されます。その結果、「問題のある現在」に代わって、「喜びの現在」に変える「縁」が生じます。このことでアラヤ識は、活発に種子を発芽させて、様々な縁を結び始めて、願望も次々と叶うように変わっていくのです。

是非、皆様もこの新しい願い方を試してみてください。これならば、願いも叶うことでしょう。

以前、会報エンジョーでエッセイ紹介の染織家 高水一子さん(岐阜の機織りおばさん)の生き方が東京新聞に掲載されました。
拡大版

高水一子さんいわく...

●長い間、自分で作ってしまった厚い壁をやっと崩すことが出来たのは無能先生の伝法講義を学んだおかげです。

●ある日人生の流れのなかでプカプカ浮かんでみようと思い立ったときその大きな変化が現れました。

●思いがけない新聞掲載により教室への問い合わせ50件を超え、只々びっくりし無能先生に感謝しております。

●現在、ご自分の人生で足踏み状態の方々に機を織りつつ私の話が少しでもお役にたてればとても嬉しいです。


 美好芳子 銀杏(イチョウ)
花言葉(長寿、永遠の価値)


本部:290-0025 千葉県市原市加茂1-7-9 0436-21-7316


唯心円成会会報Enjoh | 通信教育【伝法講義】無能唱元の哲学屋唯心円成会について会員登録